恋愛時代スペシャルブログ 番外編2 韓流プレイバック2008→2004
N:さあ、いよいよこのブログも大ラスですね。今日は改めて、私たちの心に刻まれた名作ドラマ、名作映画、忘れられないスターについて語りつつ、韓流のこれまでを振り返ってみようと…そういう企画です。さて、まずはLaLaTVの韓流仕掛け人Sさんから!
【わたしたちの韓流との出会い】
S:私は元々ヨーロッパの映画やドラマを専門に買い付けていて、アジアのドラマなんて正直バカにしてたの。でも【イヴのすべて】を見た時に、ベタなんだけど日本のドラマよりずっと面白い!とビックリしちゃって。
A:あ、その驚き。わかります。私もまず映像がキレイで洗練されてるのに驚きました。それで【冬のソナタ】を見始めたんですが、『少女のハートを忘れてた!』と気づいて、翌日ダンナに弁当を作ったりしてましたね(笑)。
N:韓国ドラマ見ると生活に影響を受ける、そのハシリ中のハシリですね!
S:確か2001年の韓国の放送と同時くらいに、『アジアを席巻してるすごいドラマがあるよ』と言われて見たのが【秋の童話】。『あ、これは日活映画とか赤いシリーズのテイストだ』と思って。実は私がドラマを買い付ける時のキーワードは…、≪ロマンティック≫≪ノスタルジー≫≪スタイリッシュ≫なのね。……で、『スタイリッシュとは対極に位置してるのに、心ひかれる! これは何?』って衝撃を受けて…。ただ、これをいい…と言ってもいいのか? どこか『恥ずかしい』と抵抗があって…。
A:わかります!わかります! 私も忘れもしない5月の連休に【秋の童話】を見てすっかりハマっちゃって。やっぱり恥ずかしいとは思ったんですが…(笑)。≪ノスタルジー≫を感じたし≪難病もの≫だし、少女漫画の王道だなと。となれば王子様が必要ですが、それを満たすのが【イヴのすべて】で。
S:【イヴのすべて】は私にとっても韓流の原点。あの番組でLaLaTVが爆発的に伸びたの。それで視聴者が求めているものが、小手先の映像テクニックじゃなくて、作りは粗くても、ひきつける何かが重要なんだ!ってことをつかんだ気がする…。
A:Nさんは…?
N:私は元々アジア映画…中でも香港映画のファンで、字幕ナシで現地で買ったVCDとか見ていて…その流れで日本で上映された韓国映画は見始めてたんです。香港なんかはすでに韓流が席巻してたし。で、悪くないけど、「重い。ベタだ。長い」と感じてた(笑)。その後、ドラマは【冬のソナタ】をNHKのBSの放送時にチラッと見て、「ふーん」と何の感慨もなかったんだけど、そこに仕事が来たんです。Sさんからの。
S:そうそう。2003年の暮れだったかな? 制作会社のプロデューサーの紹介で会ったのよね?
N:LaLaTVでも放送した、【冬のソナタ~マイメモリーズ~】というロケ地とストーリーをユジンの回想モノローグで紹介する…という番組で…。これを作るために2004年のお正月に【冬のソナタ】をちゃんと見たんですね。で、「ベタだなぁ…とか、またスレ違い?」なんてイライラしながらも(笑)、思わぬところでウッとツボにハマってウルッと来たりして。『この感覚は何か久しぶりだぞ』と思った時には、かなりハマってましたね。またハマらないと書けないナレーションだったし。それで1月ロケハン、2月ロケ…と【冬ソナ】のロケ地に行って、午前3時にスノーマシンが稼働してるか見に行って雪だるま状態になったりして、そこから始まったんですね。そのあたりのお話しは、ぜひ私の本『ユン・ソクホ~色と映像の四季』をご覧下さい!(笑)
S:で、その時私はすでに【夏の香り】の放送の準備にとりかかっていて…。【冬ソナ】ロケ地の竜平スキー場に同行しながら、『これ聞いて!』とOST部屋でかけたりして…。
N:そうそう。冬をやってるのに、『夏が夏が…』と騒いでる。スタッフは全員【冬ソナ】の世界にひたってたので、『何言ってるの、この人?』状態(笑)。思えばコーディネーターが部屋を押さえられてなくて、SさんとWベッドで寝ましたね。
S:そうよ! あの時私たちの運命共同体はできあがってたのかも!
N:うそばっかり! スノーマシン見に行きますか? って聞いても『私はいいわ』って寝てたクセに!
【韓流プレイバック PART1:ベストシネマ 】
N:さて、ここでまずは好きな韓流映画ベスト5を上げていただきましょうか!
A:私は何と言っても
| 1.カル 2.オールドボーイ 3.人の追憶 4.オアシス 5.魚と寝る女 そして次点に オオカミの誘惑 |
N:さすがホラー好き! 上位3本に人が死ぬ映画が並びましたね!
S:私は
| 1.王の男 2.デイジー 3.私の頭の中の消しゴム 4.ひとまず走れ 5.私たちの幸せな時間 次点が オオカミの誘惑 |
N:あたりまえです!
A:チョン・ウソンファンだから2.3.は納得だとしても、「ひとまず」は?
S:あれは、ソン・スンホンとクォン・サンウのおバカな高校生の魅力が突き抜けててサイコーなの!
N:うん、私もその意見に十万点! アイドルバカ映画として最高! アイドルバカというのは、アイドル時代の2人が超バカなことやって、それがキラキラしてる!って意味です。2人はアレに尽きる!
私の場合は
| 1.王の男 2.復讐者に憐れみを 3.デイジー 4.殺人の追憶 5.ラブストーリー 次点、悪い男 |
S:「デイジー」の、どこで泣くの?
N:そりゃやっぱりウソンの殺し屋が、最後にジヒョンの唇を読むところでしょう! あそこを生かすために前半のストーカー部分が重要なんですよ。それをなぜ日本版はチョン・ジヒョン目線にするかなぁ…!
N:Aさんの1位の「カル」は、韓国サイコサスペンス映画の金字塔ですよね。私も10位まで選ぶと絶対入る。決め手は?
A:血、血の量です! ハン・ソッキュにドバッとふり注ぐ血。韓国映画は血の量が多いのがいい!
N:確かに! 台湾映画とか見ると血が少なくてフラストレーションたまる! あと「カル」は照明がキレイですよね。雨粒へのライトの当て方とか。あれを見て韓国映画の技術レベルが高いことがよくわかりました。
A:お2人とも、1位は「王の男」なんですね。
N:不思議なことに(笑)。Sさんと私は全く趣味が違うんだけど、なぜか映画に関しては近い。選んだ理由はカム・ウソン! …てのも大きいけど(笑)、とにかく俳優達の演技のアンサンブルが見事。ダレ場が一つもないし、伏線が利いてるし。最初見た時は韓国で字幕無しで見て、全くセリフわからなかったのに、鳥肌が立つほど感動した。
S:そうそう! この時私たち、「デイジーアナザーバージョン」と「王の男」、続けて見たのよね。
N:大当たりでしたね。
S:こういうことがあるから、韓国映画はあなどれないと思った。
【韓流プレイバック PART2:ベスト俳優 】
N:ベスト俳優ね。Sさんは文句なしにチョン・ウソン。でも、なぜか一度もご本人を間近で見たことないんですって?
S:そうなの。なぜかことごとく外れてるの。来日してる時、韓国に行ってたりして。
N:私は3度ほど取材してますが、実にステキな人ですよね。まず聞き手の目をじっと見て話すし、話す例え話がとてもロマンティックで文学的。その合間にインタビュアーに「あなたの子供の頃、かわいかったでしょうね」なんて言うし、そりゃ~取材者全員目がハートですよ。大体テレビの取材の時なんか、我々はカメラに入らないよう地べたに座ってたりするんですが、そんなスタッフも1人1人じーっと見つめながら「なんだか不思議な状況ですよね」。思わず「いいヒトだなぁ~」って、ため息!
A:チャン・ヒョクは? チャン・ヒョクはどうでしたか?
N:すっごく、かたい印象でした。内省的で、まじめな人。それが以前の不良、やんちゃイメージとギャップがあって…ブルース・リーの起こしたジークンドーという武術に入れ込んでるんですよ。で、限りなく禅の精神に近い…という哲学ありきの武道なのね。その影響だと思うんだけど、「韓国人なのにお酒が苦手でどうやってコミュニケーションを?」と聞いたら、「友人とお茶を飲みながら語り合うと、心おだやかにいろいろな話ができますよ」という答えが返ってきて、ああ哲学的な人なんだなぁ…と感じました。その後のステージのブルース・リーアクションには笑っちゃったけど(笑)。あと、実にちゃんとした人だなぁ…と感じたのはチ・ジニ。取材陣に実にサービスをしてくれる人で、謙虚。高いところに立って、カメラにポーズを取りながら、衝立ごしに待ってる私たちを見つけて「お待たせしてすみません…」と会釈してくれたり。「チャングムを経て、韓流を牽引する存在になりましたね」と言っても、「ボクが? そんなことありません」といかにも、「そんなお世辞は、こそばゆいですよ」って風情が好感度高かった。
S:Nさんの好きな俳優の話もしないと!
N:私は…いつも1人にしぼれないんだけど、無理にしぼるとキム・ミンジュン、カム・ウソン、リュ・スンワン、シン・ハギュン、イ・ボムス……。
S:しぼってない!
N:(笑)テレビの場合、大抵インタビュアーかディレクターにまかせるんですが、キム・ミンジュンは自分でインタビューしたんですね、映画【おまえを逮捕する】の宣伝の時に。その時、通訳の人が緊張してたのか、あまりうまく訳してもらえなくてね。で、私のつたない韓国語能力でも、どんどん訳がズレて来てるのがわかった。時間は15分とか20分しかない。どうしよう! ってなってる時に、キム・ミンジュンが見つめてくれたんです、それがものすごーく安心感を与えてくれるまなざしで、とっても懐が深い感じでねぇ…。チャン・ソンベク(【チェオクの剣】の役名)を感じたわけですよ。
S:思えば最初の取材はソン・スンホンだったのよね。
N:そう。今から思えば贅沢な取材でした。時間がかなりあったし、いろいろ話してもらえたし。【夏の香り】のマスコミ取材でソウルのプラザ・ホテルでしたね。カメラ回してたんで、座ってるソン・スンホンを見下ろす位置に居て、目を閉じる度に長いまつげの影が出来たのが印象的。Aさんは?
A:彼の瞳があまりにも美しかったので、LaLa TVではソン・スンホンに「瞳の貴公子」というキャッチコピーをつけたんですよ。
ところで、私が取材して間近に見たのイ・ヨンエさん! ホントにきれいな人だなぁと。無垢な印象でした。
N:あの時も通訳の人がイ・ヨンエさんのファンで上がっちゃってしどろもどろ。それを彼女が気遣っている様子が、すごく好感持てましたよね。
※上から、チョン・ウソン、キム・ミンジュン、チャン・ヒョク&チ・ジニ(撮影:中村結美)
【韓流プレイバック PART3:ベストドラマ 】
N:さて、いよいよベストドラマの発表です。Sさんからどうぞ!
S:①秋の童話 ②宮~Love in Palace~ ③朱蒙 ④恋愛時代 ⑤夏の香り
N:おお! 朱蒙を除いて、見事にLaLaの番組が並びましたね! Aさんは?
A:ああああ…私も。 ①宮 ②ありがとうこざいます ③秋の童話 ④恋愛時代 ⑤冬のソナタホント、ヨイショじゃないんですよ!!!
N:私は、①復活 ②チェオクの剣 ③恋愛時代 ④秋の童話 ⑤宮 かな。これもヨイショではなく!
S:私ね、2005年あたりかなぁ。ちょっと韓流がイヤになった時期があったの。いい作品はあったけど、心が動かないというか。そんな時に【サンドゥ学校へ行こう】を見てね、純愛ともラブコメとも付かない作りで、こんなパターンがあったか…まだまだ奧が深いなと思って。あれがラブコメブームのハシリじゃないかと思うんだけど。
N:そうですねぇ。その後、ニューウェーブ・ラブコメがドドっと来る。そして時代劇。
A:韓国時代劇の、あのめまぐるしくストーリーが変わる展開はすごいですよね。
N:絶対次が見たくなるでしょ? 前回つづく…となった事件は30分あたりで解決して、後半は次の話の伏線になってる、50分過ぎてまた一山あるという…。
S:日本の時代劇って、時代劇という設定のシットコム(シチュエーションコメディ)でしょう?勧善懲悪の。毎回メンバーが同じで何か起きてその回のうちに解決するという。それにいいかげん飽きてきてた年配層に、悪役にも悪役なりの正義があって、大家族で一族郎党でストーリーはジェットコースターだし歴史的背景もわかって…! っていう韓国時代劇は、ものすごく魅力的に映ったと思うの。
N:うん。あと、ヒット・ラブコメっていうのは、【宮】にしても【私の名前はキム・サムスン】にしても、単純なラブコメじゃないですよね。それぞれにプラスαの魅力があって、ドラマの味をふくらませてる。そこも韓国ドラマの懐の深さだと思いますね。
S:そんな中で【ありがとうございます】は、何か原点に還ったような感じがあるのよ。【秋の童話】に初めてふれた時のような!
N:私も思いました!
S:今の世の中、強くなきゃいけないと思って生きてるから、泣いたり感動したり…ということに、鈍くなってきてると思うの。そんな心を浄化してくれた…というところが、ポイント高いのよ。
N:そうですね。やっぱり映画と違う、韓国ドラマの魅力って本筋ではない思わぬところで、ふと心の琴線にふれるセリフや場面が見つかることですよね。だから、ラスト2話というところで、「やられた!」と思って涙した、「ユル君、もし2千5百万光年が過ぎて私にあったら逃げて」みたいなツボなセリフが、きっとどこかに隠れてる…ということ。だから、最初つまらないと思っても最後まで見ないと…と思う。60話ものの50話過ぎてから面白く感じたりするから…(笑)。
S:そうなのよ。中でも【恋愛時代】は楽しめる要素が満載だったわね。
A:長い間、このブログにおつきあいいただき、ありがとうございました!
N:今度は、【チャングムの誓い】と【チェオクの剣】で、見どころ紹介させていただきます!
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恋愛時代スペシャルブログ」に長い間おつきあいいただき、本当にありがとうございました。
LaLa TVでは、韓国ドラマだけでなく、アメリカドラマ、ヨーロッパドラマを放送していますが、それぞれに良さがあります。
アメリカンドラマ・・・
なんといってもそのクリエイティビティの高さとエンターテイメント性。
どんなに非現実なことでも、実際に起こりうるのではないか?と錯覚する位の映像の完成度と見た後の爽快感はアメリカドラマの真骨頂です。
ヨーロッパドラマ・・・
けばけばしくなく自己主張はしないけれども、見た後数日間忘れられないくらいの印象深さやもう一度見たいと思わせる、ヨーロッパの長い歴史により培った重厚な雰囲気でしょうか。
純文学の世界、貴族の世界、ファンタジーの世界など、私たちを現世から別の世界に誘ってくれる不思議なパワーがあります。
韓国ドラマ・・・
日々に疲れ果て、ふと忘れていた、または、ないがしろにしていた感情を思い起こさせてくれるところに魅力がある気がします。初恋の想い、親子の愛情、友情、師弟の情、または、憎しみ。韓国ドラマを見るようになってから、感情の起伏が蘇ってきた感があります。
私たちLaLa Vは、それぞれのドラマの良さを皆さんに知っていただきたい、そして楽しんでいただきたいと思い、あまたある候補作品から選りすぐってお届けしています。
いろいろお好みがあるかと思いますが、まずはいろいろなドラマにトライしていただき、ご自分のテイストにあったドラマをLaLa TVの中で見つけていただけたら、うれしい限りです。
これからも、LaLa TVをどうぞよろしくお願いいたします。
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