[ 2009年03月09日 ]

【映画王の男にまつわる 華麗なるスキャンダル!?】

放送作家・中村結美

いよいよLaLaTVで、華麗なる王朝スキャンダルワールドの放送がスタートしました。
韓国王朝からは、韓国で大ヒットを記録した【王の男】を放送しました。

史上最悪の暴君と言われた李氏朝鮮第十代王・燕山君(ヨンサングン)。愛人、張緑水(チャンノクス)と共に韓国では誰知らぬ者のない、この歴史上の人物を、アッと驚くフィクションで生まれ変わらせたのが、この映画でした。
最初は韓国の映画館でセリフもわからないまま見たにも関わらず、見終えた後のスケールの大きな感動は言葉に尽くしがたいものでした。長い作品にも関わらず一人一人の人物の心情がうまく描かれていて、無駄なシーンが一つもない! でもこの作品、産声を上げるまではなかなかの難産だったのです。

◆1stスキャンダル! 主役は誰に?◆

そもそもこの物語の原作は【爾】という演劇。“爾”とは臣下を高めて呼ぶ時の呼称。つまり王が女のように美しいコンギルを呼ぶ時の名称で、演劇での物語は、王に芸と肉体を捧げ、一番低い賤民の身分から鐘四位の宮廷芸人まで成り上がるコンギルと燕山君との同性愛がメインに描かれていました。しかし映画【王の男】ではコンギルの兄貴分・芸人チャンセンの比重が大きくなり、三角関係のような形で話は進んでいきます。
今でもそうですが、韓国ではまだまだゲイに対しての偏見が強く、そのせいもあったのかどうか、チャンセン役のキャストは難航しました。まず最初に打診されたイ・ジョンジェが断り、続いてチャン・ヒョクで準備が始まったのですが、例の兵役忌避問題が公になり彼は入隊。三人目に声がかかったのが、カム・ウソンだったのです。

そんな経緯を知っていたカム・ウソン。断わるつもりだったのに、あまりにシナリオが面白く、引き受けてしまったのだとか。その後に行われたコンギルのオーディションでは、最終的候補が三人にしぼられ、面接の時にはカム・ウソンも立ち合ったそうです。ところがその中で、一番しぐさやたたずまいが女っぽくなかったのがイ・ジュンギ。なのでカム・ウソンは彼が監督に選ばれた時、ちょっと意外な気がしたとのこと。しかし結果は、映画の大ヒットにより、イ・ジュンギはあっという間にスターダムに駆け上ります。そして、従来の男っぽいアイドル人気から一転、カン・ドンウォンに続き、ユニセックスアイドルのブームを巻き起こすことになるのです。


◆2ndスキャンダル! 綱渡り猛特訓 & ワークショップ の成果は?◆

役者達に与えられた準備期間は2か月。当初監督から「チョルタギ(綱渡り)のシーンは全て吹き替えで」と言われていたらしいのですが、それに「役者として納得できない」と異を唱えたのがカム・ウソン。綱渡りを習得してみせると宣言します。…一回り年上の大先輩が「やる!」と言う以上、イ・ジュンギもチャレンジすることになり、猛特訓が始まりました。他にも太鼓、踊り、仮面劇。さらには演劇の稽古のように、台本にはない場面を即興の芝居で生み出す…というワークショップも重ね、そこから新たな場面が台本につけ加えられました。こうして、役への理解も深め、俳優達の絆も深まったところでクランクインとなったのです。
ちなみに気になる綱渡り猛特訓の成果は、カム・ウソン、イ・ジュンギ共に、クランクインの頃には、低い場所なら見事に綱を渡りきるほどにマスター。本編を良く見てみると、本人が実際に綱を渡っているところ、下に足場を置いて演じているところ、吹き替えで演じているところがよくわかります。ぜひこの機会にじっくりとチェックしてみて下さい。

その傍ら、イ・ジュンギには、「王を惑わす色気を身につけろ」という監督からの厳命が。
そこで、筋肉を落とすダイエットをしつつ、カム・ウソンからのアドバイスで女優の“目の使い方”を盗む特訓をしたそうです。では、メインキャスト唯一の女優であった緑水(ノクス)役のカン・ヨンソンからは何かアドバイスをもらったかというと…。王の愛を奪い合うライバルだったからかどうか、彼女の目の演技は参考にしなかったそうです。まぁ睨んでばかりの役でしたからね。

◆3rdスキャンダル! 映画版では同性愛は払拭?◆

原作の演劇では、物語の焦点になっていた同性愛。しかし来日時の記者会見で、カム・ウソンと燕山君役のチョン・ジニョンが強調していたのは、王はコンギルを「愛していたのではなく執着した」のであり、チャンセンがコンギルに抱いていたのは、「妹に対するような愛」であるということでした。私としては、二人のソウル大学出身知性派俳優から理路整然と「同性愛ではない」と説明されると、「少しは、や~らしい関係性を残しておいて欲しいのに」と不満ではあったのですが(笑)、その解釈の違いが、舞台版とは一味も二味も違う映画版の魅力となっていることも事実。

燕山君と男同士で男を奪い合うのではなく、コンギルを一人の人間として自由にしてやりたいと願う愛を抱く…それがカム・ウソンが描いたチャンセンの役作りでした。よく見てもらうとわかりますが、チャンセンの口元には古い傷痕があります。映画の後半、なぜその傷を負ったかを、囚われたチャンセンが延々と語るシーンが出てきます。実はこれ、事前のワークショップでカム・ウソンが生み出したシーン。つまり、ここでしゃべっているセリフは、カム・ウソンが考えたオリジナルなのです! それをよーく聞くと、チャンセンがなぜ主を失い芸人に身分を落としたのか。一人で自由に生きられるのに、なぜコンギルと一緒に居るのか、二人の深い深い関係がジワッとしみてきます。
字幕付きで改めて観た時、最も胸にしみたのがこのシーンでした。それを生み出したのがカム・ウソン本人だとインタビューで知った時には、彼の俳優としての力量に改めてびっくりしました。ぜひ、噛みしめてご覧下さい。

さて、【王の男】については、まだまだ語りたいことがつきません。
今回は、ひとまずこれまで。
次回は、カム・ウソンとイ・ジュンギにインタビューした時、彼らが聞かせたくれた秘話=スキャンダルを、お届けします!


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写真すべて=提供:中村結美

【春のワルツから生まれた、もう一つのドラマ】

放送作家・中村結美

◆ソ・ドヨンさん出演ドラマについての情報をお知らせします!◆

前回、【春のワルツがくれたプレゼント】というコラムでご紹介した、ソ・ドヨンさん出演のドラマの情報が解禁されました。そこでこの場を借りて発表させていただきます!

2009年4月スタート【テレビでハングル講座】のスキットドラマ『私、マネージャーになります!』です。ドラマ、本編のスタートは5月からですが、4月の挨拶スキットや、番組スタート前のインタビューなどにも、ドヨンさんが出演していますので、4月からしっかりとご覧下さい! いつものスキットとは一味も二味も違った感じになっていると思います!

ちょうど去年の9月頃でした。「2009年度スキットドラマのシナリオを書いてもらえませんか」という依頼が突然舞い込みました。でもドラマのロケを10月の終わりにはスタートさせたいとのこと。1本2分強の短いドラマとはいえ、1ヶ月弱で18本分のドラマを書かなければいけない…というキツイ、スケジュールでした、もちろん他の仕事も並行して走っています。
悩みました。果たして書き上げられるかと。私の本業はドキュメンタリーの作家で、ベースはナレーションのある放送台本を書いています。その中に登場するドキュメンタリードラマの台本を書くこともあり、ドキュメンタリードラマの脚本を書くのは大好きなのですが、ドキュメンタリードラマと一般のドラマではかなり違うのです。いわば別のフィールドに行って仕事をする…といった感じ。

これは…自分の好きなものを書く…ということでなければ、できないだろう、でもうまくノッて書ければ、何とかなるかもしれない…。そこでふと思いついたのが、その前の週に行った韓国で、ソ・ドヨンさんの事務所の社長を通じて紹介された、ダンストロットグループ『トロットナイトキング』でした。
「俳優さんと ダンストロットグループ、随分違うジャンルの仕事をマネージメントするんだなぁ」
と思ったのですが、この時感じたギャップをそのままドラマにしたら面白いのではないか…? と、閃いたのです。

ヒロインの小田ひびきは、LaLa TVで四季シリーズをご覧のみなさんと同じ、韓国ドラマが大好きな女性。派遣の契約が切れて、友達の案内で韓国を旅している。そして大好きなソ・ドヨンさんの事務所を訪ねてみた。…するとたまたま、マネージャー募集の貼り紙が。そこである秘策を講じて、韓国語もできないのに、面接を受けてしまうのです。
面接会場には、ソ・ドヨンさんがいる。何とか受け答えする ひびきですが、アクシデントが! その時彼女は、ある韓国語のセリフを言って、絶体絶命の危機を乗り越えます。それが…。
「アン ボインダグ オムヌンゴ アニヤ (見えなくても ないわけじゃない)」
「カンジョラン サランヘキドチョロム オンジェンガ タシ マンナムニダ (一生懸命お祈りすれば、いつの日か また巡り逢える)」

…もうおわかりですよね? 【春のワルツ】の中のスホと、ウニョンのセリフです。
このセリフのおかげで、ひびきは窮地を脱するのですが、その先には新たなトラブルが待っていて…。
と言った内容。
このドラマ、ソ・ドヨンさんの所属オフィスである、TO BE TO DOの全面協力で撮影しているため、中に登場するのはそのまま彼のオフィスです。そしてもう一人の主役として、同じ事務所に所属しているトロットナイトキングが頑張ってくれています。また、ちょっとした脇役で、社長以下、社員の皆さんも出演してくれています。つまり、ソ・ドヨンファンには、絶対見逃せないドラマなのです。
(先日、ユン・ソクホ監督の結婚式にやってきた日本のソ・ドヨンファンから、「トロットナイトキングのサインもぜひ!」とお願いされ、メンバー4人は初めて日本のファンにサインをしたそうです。彼らのデビュー曲「♪ナビゲーション」のミュージッククリップも日本で流れていたりするので、チェックしてみて下さい。)

ドヨンさんは、インタビューでもこんなふうに答えてくれました。
「ドラマのアイデアがとっても面白いと思いました。それに、韓国ドラマを愛してくれている人達が、言葉も学ぼうと興味を持ってくれる、それに一役買えるのならば、こんなにうれしいことはありません」と。
韓流ドラマのファンのみなさんなら、一度くらいは「私もマネージャーになってみたい!」という妄想を抱いたことがおありだと思います。その妄想をラブコメディの形にしてみたらこんな感じ…? というのが、この【私、マネージャーになります!】です。全編、韓国ドラマファンのツボを刺激するシーンを盛り込んでいます。ドヨンさんの出演は、残念ながら毎回ではありませんが…(何分2分強の短いドラマなので…スミマセン)6か月を通じて、あちこちに出演しているので、お見逃しなく!

そして、LaLa TVで放送の【春のワルツ】11話。ここから、フィリップとチェハの感情がぶつかるヤマ場にさしかかりますね。そして12話に登場するのが、ダニエル・ヘニーがあやまってソ・ドヨンを実際になぐってしまった、あのシーンです。
これで撮影が中断することになるのですが、そのおかげで私は、ロケ地の島で行われた記者会見に参加することができました。そしてそのような出会いの積み重ねが、今回の「テレビでハングル」のスキットドラマ誕生に結びついたのです。そう思うと本当に感慨深い!
ぜひ【春のワルツ】を十二分にたのしんだ上で、4月からのテレビでスキットドラマ【私、マネージャーになります!】をご覧下さい。2倍楽しめるハズですよ!


尚、NHK教育では、ドヨンさんインタビューを下記の日時で放送とのことです!
★4月1日(水)0:00~00:25(3月31日火曜深夜24:00~24:25)
  再放送:4月2日(木)06:00~06:25ほか

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▲この足の長さには、ビックリです!


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▲面接シーン 社長役に注目!【冬のソナタ】のユジンの会社ポラリスの先輩です。


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▲ドヨンさんが、ひびきを激励するシーン。


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▲トロットナイトキングの面々です。

[ 2008年12月03日 ]

乳がんとともに生きるロック・アーティスト、川村カオリさんを知っていますか?20歳以上のみんなに届けたいイベントキャンペーン、実施中!

みなさん、こんにちは!LaLaTVスタッフRUNです。

さて、突然ですが、あなたは・・・

①20歳以上の女性である! →  <ステキな出会い。その1>
②大切なパートナー、友人や家族に20歳以上の女性がいる! →  <ステキな出会い。その2>
③クリスマスシーズンは素敵な夜景を楽しみたい! →  <ステキな出会い。その3>

どれかに当てはまりますか?

ひとつでも当てはまった方!は、
「LaLaTV×ユナイテッドシネマ豊洲 ピンクリボンスペシャルキャンペーン」
に参加しましょう!
あなたの人生 これからの毎日の中で役立つ 大切な“出会い”がきっとあるはずです!

★応募はこちらから


<ステキな出会い。その1>
ミュージシャン 川村カオリさん 登場!

1988年17歳でシングル「ZOO」にてデビューした川村カオリさん。
今は、音楽のみならず、ファッションブランド展開、モデル・・・と多彩な活動を続けています。
また、オフィシャルブログから溢れる言葉は、いつも心の深いところにやさしく響いて、私の元気の素!でもあります。

2004年に乳がんになり、先日2008年10月1日にリンパ節・骨・肺の3箇所への転移を発表した後も「“自分らしさ”を大切に生きている」彼女。
締め切り間近!12/17(水)のイベントでは、川村カオリさんの出演番組上映後に、ご本人のトークショーを予定しています!

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先日11/21のライブで歌う川村カオリさん(「ピンクリボンカフェ」ショーケース展より)


<ステキな出会い。その2>
上の写真、川村さんの奥にある“ピンク色のロゴ”は何?!
12/26(金)まで 期間限定でオープンしている「ピンクリボンカフェ」のロゴです。
「ユナイテッド・シネマ豊洲」(ららぽーと豊洲3F)にあるカフェ&バーラウンジ「Breathe(ブリーズ)」にて開催中!カフェに併設されているショーケースには、川村カオリワールドが広がります。

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日本人の父とロシア人の母。モスクワで生まれる。母も乳がんに。

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ファッションの世界でも活躍!

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ミュージシャン川村カオリ愛用ギター


そして、カフェでは川村カオリプロデュース 限定ドリンクメニューが楽しめます!
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私が注文したのは、スペシャルストロベリーティー。運ばれてくるときからストロベリーの甘酸っぱい香りがいっぱいで幸せな気分に。もちろん色はピンク色。


<ステキな出会い。その3>
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「ピンクリボンカフェ」(カフェ&バーラウンジ「Breathe(ブリーズ)」)からの眺め

海に向かって大きく広がる窓のすぐ外は東京湾。昼のキラキラした海も綺麗ですが、夜景は絶品!レインボーブリッジのライトアップとその後ろに輝くビルの光は本当にキレイ。思わず歓声をあげてしまうのは私だけではないはず!です。

きっかけは、なんでもOK!
「LaLaTV×ユナイテッドシネマ豊洲 ピンクリボンスペシャルキャンペーン」実施中のユナイテッド・シネマ豊洲を訪れて、パートナーや友達、家族・・・大切な人と一緒に、「乳がん」って何?ちょっと考えてみませんか?

※注:乳がんは男性でもかかる病気です。

[ 2008年11月28日 ]

【春のワルツが くれたプレゼント】

放送作家・中村結美

◆◆ソ・ドヨンさんとの再会◆◆

2006年春、【春のワルツ】の撮影現場を私は訪ねていました。
それは、ちょうどソ・ドヨンさんが、撮影中のアクシデントで入院、復帰して最初の撮影が始まった日でした。撮影隊と合流したのは、ホテルWの前。チェハがウニョンを連れてホテルに来た場面と、その後、爆弾発言があって会場を飛び出したウニョンがバスに乗り、それをチェハが追いかける…というシーンでした。
周囲から気遣われているソ・ドヨンさんは、頬の腫れこそ引いてはいるものの、まだ左目が充血したまま。時々目薬をさしながらの撮影です。翌々日行われたマスコミの合同取材での発言によれば、この時はまだ、「痛みがあって表情をうまく作れない」状態だったようです。

この取材は、2004年から続けていた、ユン・ソクホ監督の四季シリーズのドラマについてのインタビューを締めくくるためのものでした。あらかじめ「ぜひ、【春のワルツ】のロケ現場をお訪ねしたい」とお願いしていたのが、偶然復帰時期に重なったのです。
取材の準備に当たっては、ユン監督の事務所ユンス・カラーでドラマ制作に参加されていたチョ・ソンウさんに大変お世話になりました。もちろん、この取材の時にも、大変お世話になったのですが…。

実は、このチョさんとのつながりが、おもいもかけないプレゼントを私にくれました。

まだ、詳しくは公表できませんが、私が書いたドラマにソ・ドヨンさんがご出演して下さるよう、尽力してくださったのです。

そして…その撮影に行って来ました。
ソ・ドヨンさんとは、この【春のワルツ】でのロケ、日本で行われたファンミでの取材を経ての、3度目の再会でした。
現場は、正式なドラマに比べればスタッフの人数も少なく、バタバタしていたのですが、ドヨンさんは、セリフも全て事前にカンペキに覚え、スタッフによるリハーサルが終わる前に現場に来て、進んでリハーサルに参加してくれました。ドヨンさんは、カメラ位置を決めるに当たって、スタッフに自分と同じような187センチの身長の人がいないため、代役ではなく自分でなければカメラ位置が決められないことを、よくわかっているんですね。だから積極的にリハに参加してくれていたのです。

また、相手役ではなく、カメラに向かって優しく愛のセリフを語りかける場面では、自分自身で相手役の身長をイメージして目印を決め、相手を見つめる演技がウソにならないよう、少しでも感情が込められるようにと、自主的に練習してくれて、ユン・ソクホ監督が四季シリーズを通じて、ペ・ヨンジュン、ソン・スンホン、そしてソ・ドヨンさんに言い続けてきた、「目に真実を込めて演技をしなさい」
という教えを、彼が今もキチンと守っているのだ…ということを、感じさせてくれました。

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▲チェハのイメージの衣装を着たドヨンさん

実は、今回の役は、ドヨンさんがドヨンさん自身…それも王子様のようなイメージのドヨンさんを演じる…というもの。気恥ずかしい部分がないと言えばウソになると思うのですが、シットコム【止まらない結婚】で、ハジけた演技も経験し、引き出しが増えたのか、現場ではむしろ楽しんで、ドヨン王子を演じているように見受けました。

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▲ロケ現場という設定のシーンで

思えば、四季シリーズのドラマは、私にいろいろなプレゼントをくれました。
韓国との出会い、韓国へ取材に行くきっかけを作ってくれたこと、そしてそれを一冊の本にまとめて出版できたこと。取材を通じての人とのつながりで、今回のようなドラマを作れたこと…。

中でも、この【春のワルツがくれたプレゼント】に、私はとても感謝しています。
もう一度、LaLaTVをご覧の皆さんと一緒に、【春のワルツ】を楽しみながら、四季シリーズと共に歩んできたこの5年間を振り返ってみようと思います。

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▲ドヨンさんが、私の本にメッセージをくれました

[ 2008年10月02日 ]

すべては、ここから始まった…【秋の童話】

放送作家・中村結美

◆◆韓流の原点へ還ろう◆◆


2000年秋、韓国KBSで放送された【秋の童話】は、最高視聴率42%を記録。その瞬間、小さなつむじ風が巻き起こり、やがてアジア全域へと吹き渡っていった。
2008年の現在まで、止むことなく吹き続けている、【韓流】という名の風が…。

この【秋の童話】の記録的なヒットが、ユン・ソクホ監督に「四季をテーマに美しい景色を盛り込んだ恋愛ドラマのシリーズを撮る」というアイデアを閃かせ、続く【冬のソナタ】をNHKが放送したことで、韓流は日本へと上陸、一大ブームを巻き起こしていく。
けれど、【秋の童話】は当初日本では、放送局や放送枠が地味であったため、【冬のソナタ】に比べると、なかなか注目を浴びるチャンスがなかった。中国、タイなどでは、大変な評判で、あのプロゴルファー、タイガー・ウッズのお母さん(タイ人)が、主演俳優の一人、ソン・スンホンに会いたいと息子に頼んだ…という話があるほどの人気だったというのに…。
しかし、全国規模の放送は無くても、【秋の童話】は、口コミによって、一人また一人とファンを広げていく。そして、今も多くの韓流ファンがこう語るまでになった。
『心ゆくまで泣きたい…という時は、【秋の童話】を見ます』と。

◆◆『あどけない』主人公たちの、純粋な涙に…◆◆


では、【秋の童話】の魅力とは何だろうか?
『赤ちゃんの取り違え』という、実際にもあった悲劇。
『兄と妹が、どうしようもなく魅かれあう』という禁断の恋。
『不治の病で苦しむヒロインに献身的に尽くす男たち』の美しい涙。
全ての韓流ドラマの原点である…といっても過言ではないだけに、見どころは数限りない。

…けれどそれ以上に、2008年という現在から、もう一度【秋の童話】を振り返る時、しみじみと心打たれるのは、ムン・グニョン、ソン・ヘギョ、ソン・スンホン、ウォンビンたちの、“あどけなさ”“純粋さ”だ。

少女や少年の面影を、頬や首筋の線に残す彼らは、このドラマがやがて自分達の運命を変えることを、まだ知らない。
自分の演じた役から抜け出せなくなって、苦しむ…ということ。
爆発的な人気で役柄が一人歩きし、いつまでもその役のイメージのまま見られてしまう…ということ。
自分達がスターダムに上りつめる…ということ。
そして、韓国のドラマがアジアを、そして日本を席巻し、全く新しいエンターティンメントの地平を拓いていくということを…。

そして、そんな俳優達の、あどけない姿を見て、私達の心も純粋さを取り戻す。
『韓国ドラマって、こういうものよね』なんてたかをくくったりせず、ただまっすぐにドラマの世界に酔って涙した自分が、あざやかに蘇ってくるのだ。

【秋の童話】のエンディング。
ゆっくりと宙に舞うジュンソは、どこか幸せそうな表情を浮かべ、やがてその記憶の中で時が巻き戻されていく。まるで走馬燈のように。
その時、きっとあなたの中でも、ゆっくりと時が巻き戻っていくはずだ。初めて韓国ドラマにふれた時の、あの新鮮な涙がもう一度頬を伝うはずだ。

その前と後では、あまりにも違う確かな感動。
韓流と出会った、あの瞬間へと…。

[ 2008年09月22日 ]

許すことの美しさ…【四季シリーズ】から【雪の女王】へ

放送作家・中村結美

◆◆秋から始まる 許しのものがたり◆◆


もっとも大切に想う存在を、自分のせいで失ったという良心の呵責から、心に冬を抱えて生きる人たちのものがたり…。それがドラマ【雪の女王】です。
親友ジョンギュを失い名前を変えて生きることにしたテウン、家を出た母を恨み病気の治療のつらさから兄の孤独に気づけなかったボラ、自慢の息子を失ったテウンの母、息子を追い詰めたのが自分だと認めることのできないジョンギュの父…。彼らは、それぞれにつらい8年間を過ごしてきました。そして運命の糸に引き寄せられ、再び相まみえることになるのですが…。

【雪の女王】の後半、物語の重要な鍵となっていくのが「許し」です。

ドック(テウン)は、ついに科学高校の同級生ジヘの口から、ボラが失ったジョンギュの妹であること知ります。
ボラが高校時代、不思議な出会いと別れで関わりをもった少女だった。かつて止めることのできなかった親友の自殺を轍に、ギリギリのところで死から救うことのできた女性だった。ドックにとって一番つらい、母との和解に勇気を与えてくれた女性だった。
それだけでも十分大きな存在で、それゆえに心ひかれ愛してしまった人。その人が失ったジョンギュがかつて、自分に紹介しようとしていた妹だった!
ドックは思ったはずです、「この巡り会いは、ジョンギュが導いたに違いない!」
その歓びと感動から、気持ちを抑えきれず、一度はボラを抱きしめる…。

しかし、ボラの心を凍らせた冬が、兄の死にまつわる父との確執であることを思い返せば、ドックの心の葛藤は大きくなります。「自分とジョンギュの関係をボラが知ったら、さらに彼女を泣かせるのではないか?」と。

【雪の女王】は、ここからがドラマの核心とも言える展開になっていきます。
「心に抱えた冬」=「それぞれの罪の意識」は、許しを得ることでしか、春を迎えられません。しかしそのためには、互いにもっともつらい傷を乗り越えて、憎む相手を許さなければならないからです。

「許すこと」は難しい。
なぜなら、多くの人は「許さないこと」「妥協しないこと」を自分のプライドや信条として生きているものだから。
心にぎゅっと、力を込めて、人は人を「許さない」と誓う。その緊張を強いることで、自分自身にムチを入れる。そのカチコチに凍り付いた心をほぐすのは、決してたやすいことではありません。

【雪の女王】の登場人物たちは、次第に気づいていきます。
自分が「許せない」と想っている存在が、実は自分自身だったということを。
誰かを許すことが、自分が許されることなのだ…ということを。

さて、ここで思い出してみて下さい。
【雪の女王】は四季シリーズの5番目の物語。ではシリーズの最初を飾った物語は…?

そう、【秋の童話】です。
【秋の童話】で、誰からも許されない愛に、耐えに耐えるジュンソとウンソは、自分がもっともつらい時に、相手に対してこう言います。
『汝を許す』と。

実は【四季シリーズ】は、この『許し』が、一貫したテーマとなっています。
そして、【雪の女王】を、5番目の【四季シリーズ】と位置づけた時、この物語が驚くほど【秋の童話】に似ていることにお気づきになりませんか?
【春のワルツ】がエンディングならば、【雪の女王】は、“ダ・カーポ(初めに返れ)”なのです。

さて、ここからはちょっとネタバレです!

やがて、病に倒れるボラ。そんなボラを献身的に看病するテウン。「明日は何をしよう」と語り合う二人。そして海辺に行き、最後の一日を灯台のある突堤で過ごすのです。
ほら…【秋の童話】と同じでしょう?

でも、注目して欲しいのは、第13話、想い出の遊園地でのテウンとボラの再会です。
この時、テウンは言います。
「今日、お前の手を握ったら、二度と離せない。おまえはきっと苦しむ。それでもいいか?」

実は全く同じセリフが【秋の童話】にも出てきます。
別れの握手を求めるウンソに、ジュンソが言うセリフ「今この手を握ったら二度と離せなくなる」。
実はこのセリフの後にウンソが言うセリフこそが、「汝を許す」なのです!

これが【秋の童話】の何話に出てくるかは、ぜひこれから放送する【秋の童話】をご覧になって確認してみて下さい!

実は、私が一番好きなのは、別れを決意したボラが、最後のプレゼントにテウンに与えるキスでした。
ボラは言います「ハン・ドック、あなたは自由よ」。
それは、お姫様が魔女の呪いにかけられた王子様を元の姿に戻す、魔法のキスです。このキスでドックは、長い長い8年の罪からようやく解き放たれます…。

そして、最終話。
残されたテウンは、【秋の童話】のジュンソのように、【ごめん、愛してる】のウンチェのように、ラップランドへ旅立ちます。その旅で彼がどうするか…何度か不安な暗示が出てきますが、そこから先の展開が、【秋の童話】のもう一つのエンディングのように感じるのは私だけでしょうか?

こうして、5番目の【四季シリーズ】、【雪の女王】を経て、愛の物語はふたたび、最初に還っていくのです。


◆◆P.S◆◆
実は、まだまだ【雪の女王】と【四季シリーズ】には関連があります。
初雪の日、目をつぶって願い事をするボラにキスしてしまうドック。驚いたボラの目がまん丸に見開かれていたり…、勝利ジムの面々とボラが遊びに行くスキー場が竜平スキー場で、ラップランドだとドックがボラを連れていく雪原に今にも雪玉が転がってきそうだったり…(【冬のソナタ】)。
ボラを後ろから抱きしめて自殺を止めることで始まった二人の関係が、「私のカイはあなたよ」とボラがドックを抱きしめることで両想いになり、最終話のボラの命を引き留めるように突堤で抱きしめるドックの姿でしめくくられたり…(【秋の童話】【春のワルツ】)。
ドックがスズランの花を見つけられず、その不安が現実になるようにボラの具合が悪くなる時、座り込んでるベンチのある公園が鳥山公園だったり…(【夏の香り】)。
ゴヌとボラの行ったイタリアン・レストランが、グリーン・ミュージックのオフィスだったり…(【春のワルツ】)。
皆さんもぜひ、探してみて下さい!


[ 2008年09月03日 ]

韓流シネマ・フェスティバル2008ラブ&ヒューマン

9月27日から、いよいよ<韓流シネマ・フェスティバル2008ラブ&ヒューマン>が開催されます~
上映作品のラインナップを見てビックリしてしまいましたが、今回はヒット作、話題作、豪華キャストの作品がずらりと揃い、さらにパワーアップしていますよね。
2008年に公開されたばかりの最新作もあるので「まさか、こんなに早く日本で見られるなんて」と喜んでいる人も多いでしょう。

 若手イケメン好きの私としては、チャン・グンソク出演の『楽しき人生』、ナムグン・ミン出演の『ビューティフル・サンデー』、ユン・ゲサンと今とても注目しているシン・ソンロクが恋愛バトルを繰り広げる『6年目も恋愛中』あたりが気になっていますが、男性の皆さんにとってもソン・イェジン、キム・ハヌル、チョン・ジヒョン、キム・テヒ……といった韓国を代表する女優たちが出演する作品が目白押しなので見逃せません!!
 また、ホ・ジノ監督の『ハピネス』、クァク・キョンテク監督の『愛 サラン』など有名監督の作品も映画ファンにはたまらないでしょう。
 もちろんアン・ソンギ、ソン・ガンホ、ソル・ギョングら韓国映画界を代表する俳優の作品ももれなくラインナップされ、まさに今回の韓フェスはどれを見ても外れナシといった感じです。

そんな中でも私が特に楽しみにしている作品ベスト3~
1位 「私の恋」
今回の韓フェスのテーマ<ラブ&ヒューマン>にピッタリの作品。平凡だけど、ほんわかと温かい気持ちにさせてくれる5つの恋の物語、ということで秋にもピッタリです。カム・ウソン、チェ・ガンヒ、チョン・イルといった豪華かつ多彩なキャストも魅力的。そしてなんと言ってもオム・テウンがFree Hugs活動家に扮し、ロンゲ&ヒゲ面&上半身裸で登場するので、これは見ないわけにはいきません(笑)

2位 「セックス・イズ・ゼロ2」
イケメン俳優が出ていないせいなのか? 皆さんから寄せられる期待値が少し低めかなと思われる作品ですが、韓国では観客動員数200万人を突破した大ヒット作です。予告編や広報用のスチール写真がセクシーすぎて審議に何度もひっかかった、といういわくつきの作品でもあります。前作「セックス・イズ・ゼロ」よりもさらに個性的なキャラクターが登場し、よりセクシーで笑えるそうなので期待しちゃいましょう。

3位 「俺たちの街」
オ・マンソク、イ・ソンギュン、といった、今もっとも注目を集める個性派俳優と、21歳の天才リュ・ドックファンが共演するだけでも見る価値アリ。ストーリーも斬新で、殺人事件の犯人は最初からわかっていて、猟奇的な2人の殺人者とひとりの刑事が徐々に絡みあってゆく心理サスペンスということです。アクションや推理ものとは一味違った作品らしいので、期待度大、大です。

ところで、9月3日から<韓フェス・愛・コメントキャンペーン>が行われているのはご存じでしょうか?

皆さんが期待する作品や出演スターに対して愛あるコメントでエールを送るというキャンペーンです。韓国往復チケットなど豪華賞品のプレゼントもありますので、ぜひ皆さんもご参加ください~

http://www.cinemart.co.jp/han-fes2008/


尚、このキャンペーンには過去に韓フェスで上映された作品も対象になっています。
<韓フェス2008春>で上映された作品も続々DVD化がなされていますので要チェックですよ!!
http://www.cinemart.co.jp/han-fes2008/movie/

中でも私がお勧めするのは
「最強ロマンス」と「家族の誕生」の2本

「最強ロマンス」は、あの、あの麗しいイ・ドンウクが主演。『マイ・ガール』でブレイクした後、御曹司のイメージを脱ぎ捨てるために、ホラー映画に挑戦したり、たゆまぬ変身を試みている彼が、本作ではアクション&コメディに挑戦しています。シャープでかっこいいアクションはもちろん、共演者ヒョンヨンのモノマネをしちゃうシーンは必見ですよ。おでんのクシが恋のきっかけになるエピソードも爆笑モノです。
%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9_small.jpg「最強ロマンス」9/3リリース

一方、「家族の誕生」は、実力派俳優が勢ぞろいしているだけあって、地味なストーリーなのに、くすっと笑えて、じわっと泣けて、終わった後には「いい映画を見たな~」と、しんみり余韻に浸れるステキな映画です。冒頭でオム・テウンが結婚したと言ってコ・ドゥシムを連れてきたときはのけぞりましたが…(爆)スパイスの利いたエンディングもGoodでした。
%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9FS_small.jpg「家族の誕生」9/3リリース

By 安部裕子(じ~にょ)

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他にも<韓フェス2008春>上映作品のDVDがリリース!

%E3%81%BE%E3%81%B6%E3%81%97%E3%81%84%E6%97%A5%E3%81%AB%E3%82%BB%E3%83%AB_small.jpg「まぶしい日に」10/3リリース


%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%96%EF%BC%B3%E8%BB%BD_small.jpg「ハーブ」10/3リリース

[ 2008年08月25日 ]

5番目の四季シリーズ!?【雪の女王】見どころガイド

放送作家・中村結美

◆◆四季シリーズと比較すると、新しい魅力が見えてくる!!◆◆

LaLaTVで、現在好評放送中の【雪の女王】。
アンデルセンの童話が結びつけた、心に冬を持つ二人の物語、お楽しみいただいていますか?
ところでこの【雪の女王】、実は10月から随時放送が決定している韓流ドラマの原点・四季シリーズと、とても関係の深い作品だってこと、ご存知でしたか?

まずは、ドラマの制作に名を連ねるのが四季シリーズのユン・ソクホ監督であり、脚本家は【冬のソナタ】のコンビ、キム・ウニ&ユン・ウンギョン。そして、監督のイ・ヒョンミンは、【冬のソナタ】【秋の童話】で共同演出を手がけ(つまり実際はユン監督と2枚看板だったということですね)、【サンドゥ、学校へ行こう】【ごめん、愛してる】を監督しています。
もちろん、それだけじゃありません。ドラマの要となってくるさまざまなアイテムが、実は四季シリーズととっても関連が深いのです。【雪の女王】を初めてご覧になる方も、リピーターとしてご覧になる方も、そんな情報を知りながら見れば、きっと新たな面白さを発見できるはず!

そこで、四季シリーズとの関連に注目しながら、【雪の女王】の見どころをご紹介しましょう。


◆◆ハン・テウンは、もう一人のカン・ジュンサン?◆◆

さて、【冬のソナタ】から韓国ドラマを見始めた…という方、たくさんいらっしゃると思います。かくいう私もそうでした。その第1話を思い出してみて下さい。転校生チュンサンは「数学オリンピアード」にも参加した、科学高校の優等生というふれこみでした。その天才ぶりを丁寧に描いたのが、第一話のテウンの姿なのです!
思春期の女子にとって、難しい数学の問題をスラスラと解く男子…というのは、文句なく憧れの存在でした。やや天然キャラでありますが、それを具現化した数学王子として、テウンはその天才ぶりを発揮しています。

毎回1度は登場する、テウンの天才ぶりを示すシーンも、【雪の女王】の見どころの一つ。
第1話では、サッカーワールドカップの2002年の韓国の成績について解いてみせます。数学の全くできない私には、チンプンカンプンなのですが、来日したヒョンビンにインタビューしたところ、彼はこの黒板に書いた公式を『レース編みの編み目を覚えるように』丸暗記したと言ってました。但し、証明をクラスメートの前で発表するシーンは、『そこは音楽を入れるので口だけ動いていればいいから…、と監督に言われたので、ずっと九九をしゃべっていたんです』とのこと。韓国語の九九がわかる人なら、画面をじっと見てみると、ヒョンビンがどこの段をしゃべっているか、わかるかもしれませんね。
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実は、ヒョンビン自身もテウンと同じように、ささやかな幸せを大切にするタイプらしく、「今後の夢は?」と聞いた時、「家族と幸せに暮らすこと」という俳優とは思えない平凡な答えが返ってきて、驚いた記憶があります。そう、素顔のヒョンビンはとても地味な印象でした。強烈なカラーを感じさせるタイプではなかったのです。でも、だからこそ一作毎に違う役を作り上げていく、努力と集中力のコントロールが並はずれているのだろうな…ということも想像できました。ボクサーの役を演じるため、厳しい食事制限と骨折するほど練習を重ねて絞り上げた体の見事さにも、それは現れています。1.2話は、サービスカットにお着替えのシーンも入っていますが、相手役のソン・ユリによると、一番絞り上げたのは10話の試合のシーンだとか。この場面のために夕食抜きで体を作っていたそうです。

◆◆四季シリーズでおなじみのアイテム、あなたはどれにひかれる?◆◆

【秋の童話】ファンのための見どころポイントは、テウンがまだ名前も知らないおチビちゃん、中学一年生のボラと遊園地で待ち合わせしたシーン。雨が降る中、病院から抜けだしパジャマの上にコートを羽織ったボラがさしていたのは…、黄色い傘。
黄色い傘と言えば、【秋の童話】で、ジュンソがウンソと再会する、アバイ村のフェリーの上で、ウンソがさしていた傘の色!! あの時二人は、フェリーですれ違ってしまいますが、【雪の女王】では、バスの窓が雨で曇っていたため、親友の死にショックを受けていたテウンは、外を見ることなく通り過ぎ、約束をすっぽかすことになってしまうのです。ちなみに、このバスの色も黄色でした。

◆◆ボラの病気が悪化したのは、遊園地が遠かったから??◆◆

ところで、ドラマガイドでも紹介されていない、この遊園地がどこにあるかご存知ですか?
なんと釜山から車で2時間のところにある、慶州ワールドなのです! ボラが入院していたボバス記念病院はソウル近郊にあった…ということですから、その移動距離は…ソウル~釜山を飛行機で飛んで、車で飛ばしたとしても、4~5時間はかかったはず。そりゃあ病気も悪化しますよ! 残念ながら二人が待ち合わせた入口の部分は、リニューアルされてしまったということですが、金属の柵やゲートなどにかつての面影が残っています。もちろん、二人が乗った飛行機や、観覧車も残っています。ソウルから簡単に行くことはできませんが、釜山から慶州に立ち寄った時にでも、訪ねてみてはいかがでしょうか?
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さらに【夏の香り】ファンには、花言葉に込めてテウンがボラへ贈った優しい言葉に、胸がキュンとなるはず。【夏の香り】では、ヘウォンがミヌに花言葉を教えますが、実は当初の設定では、フラワーコーディネーターはミヌの職業になるはずでした。そうなれば、花言葉は男性が女性に教えていたはずで、それが【雪の女王】にそのまま活かされ、スズランの花言葉「きっと幸せになる」を伝えているようにも見えます。

そして、【春のワルツ】ファンは、2話の終わりで自殺しようと崖に向かうボラを、テウンが後ろから抱きしめて止めるシーンにご注目! この男性が女性を後ろから抱きしめるというシーン、【春のワルツ】に度々登場します。「せつなさのあふれる愛情表現として」ユン監督が多用したこの演出。四季シリーズの最初を飾った【秋の童話】では、兄ジュンソを見つけたウンソが、走ってきて後ろから抱きしめる…という、女性が男性を抱きしめる形で登場していますが、【春のワルツ】および【雪の女王】では、その逆のパターンになっているわけですね。

実はこの抱きしめ方、韓国恋愛ドラマで最初に印象的に登場するのは、【宮~ラブ・イン・パレス~】でした。シンが初めてチェギョンに思いをぶつける場面で、後ろから彼女を抱きしめているのです。
187センチもあるチュ・ジフンが168センチのユン・ウネを抱きしめる身長差が、とても美しいシーンになってましたよね。
【春のワルツ】のユン・ジェハ役、パク・ウニョン役が、なかなか決まらずキャスティングが二転三転した結果、新人コンビに決まったという話は有名ですが、一時期ユン監督がジェハにチュ・ジフンを考えていたこともあったようです。そんな流れで【宮】を見るうち、潜在意識にあの後ろからのハグが刷り込まれたのでは? な~んて勝手な想像をしてみたのですが、皆さんはどう思いますか?
そして、【春のワルツ】がオーストリア・ロケに向かう直前、ウニョン役を降板したのはソン・ユリでした。その穴埋めもあって、ユンス・カラー(ユン監督の会社)制作のこのドラマのヒロインを演じることになったのかもしれません。

そんなアレコレを考えながら、ぜひもう一度【雪の女王】をご覧になってみて下さい。
また新しい発見や、感動のツボが見つかるはずです。

そして、他にも四季シリーズとの共通アイテムを見つけたら、ぜひ教えて下さいね! お待ちしています!

[ 2008年08月19日 ]

「旅に恋して」カナダロケ報告!

「旅に恋して」
今月は山好きでも知られる作家、谷村志穂さんが真夏のカナディアンロッキーを訪ねました。

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旅も山も大好きな谷村さん、意外にもカナダは初めてだっただそうです。
入国手続きと荷物チェックに捕まり、バンクーバーの空港を出るまで3時間ほどかかりましたが無事にVIAに乗車。
ジャスパーまで約17時間、電車の旅を楽しみました。
途中、大きな河を渡るとき、アザラシが出現!動物が大好きな谷村さんがまず最初に見つけました。
電車も粋です。アザラシが出るポイントにちゃんと止まってくれるんですよ。

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ジャスパーの町で早速ハガキを購入。旅先では必ずハガキを出すという谷村さん。
筆まめなのはさずが作家さんですね。
この後も行く先々で筆をとっていらっしゃいました。

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ゴンドラでスキーヤーの憧れの地、ウィスラー山にひとっとび。
町は28℃もありましたが山はやっぱり寒くフリースを着用。
ここではリスたちがお出迎えしてくれました。

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アイスフィールドパークウェイを南下し、途中エルクやブラックベアーとも遭遇しながら
コロンビア大氷原へ。
この氷河の水を飲むと10年は長生きするとかで、谷村さんも持参のマグカップで一杯。
実はこの直前、つるっと足を滑らせ尻餅を付いてしまったのです!
これは気を取り直した後の一枚です。

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ボウ河では素敵な釣り名人との出会いが・・・。
キャンプや釣りも大好きな谷村さん、早速ここでも釣りに挑戦!
名人がマスの仲間の綺麗な魚をすぐに釣り上げるも、谷村さんが逃がしてしまい。。。
キャッチ&リリースなので本当はそれでOKなのですが、
もう少し映像的には映したかったなぁ・・・。

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レイクルイーズでは乗馬トレッキングを体験。
アグネス湖までの往復3時間を満喫しました。
可愛くてお利口な馬に感激した谷村さん、「連れて帰りたい!」と最後はとても名残惜しそうでした。

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最後の難関は谷村さんが強く希望された2日間のトレッキング。
1日目はコバルトブルーのボウ湖からへレンレイクを目指した少し緩やかなもので、
幻想的なお花畑の中を蝶のように歩き、かわいいマーモットととも出会い自然との一体感を味わいました。
2日目は標高2744Mのフェアビュー山頂を目指すハードなもの。
我々スタッフは谷村さんをいつしか隊長と呼び、円陣を組んで挑んだ本格的な山登りでした。
森林限界を超え、道などない岩だらけの急斜面を隊長は息も上がることなくスイスイと駆け上がり、
撮影の合間合間に重い機材を持ったスタッフに声をかけてくださる心配りと余裕には誰もが驚愕しました。
「子どもを産んでからはしばらく山は行っていないので、少し心配・・・。」と仰っていたあの言葉は何だったのか・・・。
実はその2日目の写真のデータがどうしたことか全て消失。。。
ハードな山登りの様子は是非番組でご覧になってください。

アザラシ、リス、エルク、熊、マーモット、鷹・・・たくさんの動物達との出会いがあった旅でした。
動物が道路に出てきた時は、車は止まって待つ。
山には一切ゴミを捨てていかない。
自然との共存をあたりまえに実現しているからこそ、動物達も顔を出してくれるんでしょうね。
圧倒される大自然が残る国にはそれなりの理由があることも実感しました。

                                   (LaLa TV 番組プロデューサー)
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「旅に恋して~カナディアンロッキー 谷村志穂」
<9月の放送日時>
14(日)17:30~19:00
26(金)20:45~22:15
27(土)9:30~11:00
30(火)17:00~18:30

お見逃しなく!

[ 2008年04月22日 ]

女優・水野美紀が行く 旅に恋するマレーシア!

LaLaTVの新番組「旅に恋して」が、5月、いよいよスタートします!

「独自の表現手段をもつ“旅人”」が、表現者ならではの感性豊かな視点で、世界の国々を旅する、大人の女性に贈る旅番組です。核になるのは“旅人”の目線。ならば、自分の道をまっすぐ歩く、自分なりのブレない生き方が素敵な女性に旅してもらいたい・・・。

ということで、昨年自分でも演劇ユニットを立ちあげるなど本格的に演劇活動を始めるとともに、映画、ドラマ、写真、執筆と、様々な世界で活躍中の水野美紀さんマレーシアを旅してもらうこととなりました。

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現地マレーシアでのロケは3月末の8日間。マレー半島にある首都クアラルンプール、そこから少し南下した古都マラッカ、そして世界で3番目に大きな島ボルネオを巡りました。

★マレーシアの情報は・・・マレーシア政府観光局   ボルネオ島・サバ州観光局


まず、今回の旅人・水野美紀さん。スタッフみんなのパスポートをちゃっちゃと集めてくれたり、先頭をきって道案内してくれたり、イメージ通りとても気さくな方。
また、ロケ中、移動中に降っていた雨が外を歩きはじめるとぱぁっと晴れてしまうことが多く、不思議だなあと思いながら水野さんにきいてみると・・・「晴れ女です!」ときっぱり。
英語がとても堪能で、通訳を通さず現地の方とコミュニケーションをとることはもちろんのこと、私たちの通訳までしていただいちゃいました・・・。

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首都クアラルンプールはアジアのパワー溢れる街。マレー系、中国系、インド系と様々な文化が入り混じる


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演劇の話になると、プロの視点で演劇論を熱く熱く語る水野さん。自分でも演劇ユニットを立ち上げ、月に7~8本は演劇を観に行くということもあり、マレーシアでも現代演劇を観劇、地元の俳優とお話することに。


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古都マラッカは「プラナカン文化」が息づく街。「プラナカン」って何?それは是非番組で!


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ボルネオ島には自然がいっぱい!動物もいっぱい!普通は難しい・・・というラッキーな出会いがありました。


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キャノピーウォークとはジャングルの木々に架けられた吊り橋。高さはなんと10階建てのビルと同じ!びくびく、そろりそろり、と渡る私たちを尻目に、水野さんは余裕の表情。「ぜんぜんこわくないよぉ~」と地上40メートルのつり橋の上でジャンプがはじまったときは・・・びっくりでした・・・。


最後に、ボルネオ島サバ州に住む方から聞いた不思議な話をひとつ。

「おじいさんが、孫が川に石を投げ込むのをみて『川や石の神が怒るからそんなことしちゃだめだよ』とたしなめた。男の子は、『そんなのうそ』 と遊びをやめなかった。翌日、男の子の目がこぶをのせたように大きく腫れてしまった。神様に詫び、御祓いをしたら目はもとどおりに戻った・・・」

ボルネオ島にはこんな言い伝えが、たくさん残っているのだそう。島には昔から今も変わらず、土の神、樹の神、川の神、山の神・・・いろんな自然の神様がたくさんいて、その存在は、人間や動物ととても近しいものなのだとか。

「だから自然に敬意を払わない人は、観光客でも思わぬ目にあったりするんです。偶然かもしれないが、ボルネオ島にある東南アジア最高峰キナバル山で事故に遭った人は、みな外国人なんですよ・・・」

なかなか出会えない動物に出会えたり、水野さんはじめスタッフみんなが大きな自然からたっぷり元気をもらって終えることができた今回のロケは、ボルネオの自然の神様たちに歓迎された「旅」だったかも、と思っています。

「旅に恋して~マレーシア 水野美紀」は5/10(土)20:00スタート!

この他に、5/12(月)20:30~ / 5/16(金)11:00~ / 5/21(水)9:30~ / 5/29(木)深夜0:15分~にリピート放送、さらに6月にも放送を予定しています。是非ご覧ください!!


番組からのプレゼントはこちら


(LaLaTV制作スタッフ)